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われわれが触れる書籍や紙の一部は木材パルプから成り、従ってわれわれは「木に書く」ことを日常としている。
本作では「木(食)人」にも原材料として用いている軽井沢・離山のカラマツ樹皮とバイオマス樹脂のみで構成されたバイオマスインキを制作し「木で書く」ことを試みた。
同じくインキの原材料となったカラマツ樹皮を木版として扱い、木で、木を、木に印画する。力士が取組前に自身のカラダをはたくときのように、木と人の関係を考えるための「気付」をささやかな儀式として執り行った。
「カラマツ樹皮」—樹皮の木版画シリーズより—
2022
カラマツ樹皮、バイオマスインク、版画紙
コラボレーター|文喫六本木
篠原紙工
十条ケミカル
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