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十一月、野草園を閉める季節となった。今年は野草園への道標や看板も新設し、黄金色の野草園がより楽しみやすくなった。
今年のゲストパフォーマンスに関しては、一中節 都派家元の都了中氏に演奏をいただいた。
演目は「花を誘いてめぐる山」と「猩々」。
了中氏もはじめてだという屋外の演奏は、鳥の声、虫の音、そして走り回る子供たちの笑い声とあいまり、一中節の稽古本がない家はないと言われた、元禄文化が豊かな時代の街中のにぎやかな景色を、森の中に彷彿とさせた。
そして、野草園から森を歩んだ先の、静かな林の中には、立石従寛の「A Study of In(to)stallation 」がひっそりと限定公開された。
ゲストパフォーマー|都了中
写真撮影|松野仁志
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