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昔からの軽井沢をよく知る人が、身近に咲いていた、松虫草・吾亦紅・節黒仙翁等々の野草の花が環境の破壊等により徐々に失われてゆく姿に淋しさを感じたのがすべてのはじまりだった。
そこで、山の中にひっそりとした野草園をつくり、何年にもわたり手入れを続けた。
植林された唐松を間伐すると、今まで影になってしまっていた箇所に光が落ち、そこから眠っていた野草が芽吹く。
年を重ねるごとに、植物のみならず、昆虫や鳥の種類が増え、最近では日本から南西諸島を経て台湾にまでわたる渡り蝶であるアサギマダラの通過点にもなった。
山の中の野草園は、生きた自然の知恵がつまった場所として、今後も成長しつづける。
マスタープラン・ガーデンマネジメント|Paul Smither(Garden Rooms)
Andy Cunningham(スタジオキョウリュウ)
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